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デザイン業界の歩き方

若手デザイナーの為のライフハックメディア!デザイン業界で楽しく働くヒントをお届けします^^

デザイナーなら知らなきゃヤバい!ブランド戦略とデザイン戦略のお話

デザインについて 働き方 インハウスデザイナー

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今日はデザイナーなら誰でも知っている事を書きます。

知らなきゃ逆にヤバい!って感じのお話です。(記事作成2015年7月)

デザイナーを目指している若者は知っておいて下さいね。

特にインハウスデザイナーとして、メーカー勤務や自社製品のデザインを手掛ける仕事に就こうと思っている方は是非!

 

「なんだ今更その話かよ!」と思われる人も沢山いると思うので、そういう人は読み飛ばしちゃって下さい。。。σ(^_^;)

 

これからのブランド戦略とデザイン戦略。

現在日本企業のデザイン部で一番ホットな話題です◎

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photo credit: strategy via photopin (license)

 

ぼくは今まで10年プロダクトデザイナーとして仕事をしてきました。なので主にプロダクトデザインの話になります。しかし他のデザインの分野でも同じ動きをしているはずです。

■ブランドについて興味がある人は世界中のブランドの格付けもしているInterBrand社のHPの論説を読むことをおススメします↓

論説・記事 - インターブランドジャパン

 

ストーリーテリング(ブランドは物語)の時代

最近日本企業のデザイン戦略は新たなステージに突入しました。

ストーリーテリング(ブランドは物語)の時代になったのです。
 
その話をする前に、今までどのように日本の企業がものを売ってきたかの簡単なおさらいをしましょう。
 

物を造れば売れる時代

これはもう遥か昔のお話です。それこそ戦後復興時のお話しです。

物が不足していた時代では造れば売れました。なのでいかに早く多く造るかが大切な時代でした。

 

高性能・高品質が求められる時代

最低限生活で不便がなくなる位、物が世の中に出回った。

そうすると今度は性能や品質を求める人が増えました。とにかく機能を詰め込んでコンパクトに物を造る。

日本企業の強みでした、有利な為替のポジションや労働賃金の格差によって安く造る事ができた日本は大きな経済成長を遂げる事が出来たのです。

 

デザイン(カタチ、意匠)の時代

高機能・高品質のものが世の中に広く出回ると次はデザインを求める人が増えました。 どうせなら「カッコいい方が良いじゃん!」「オシャレな方が良いじゃん!」という感じです。 機能もありつつ見た目も気持ちが良いものが売れました。個別で良いデザインを造れば売れたのです。

 

ブランドの時代(初期)

2000年代に入ると日本にもブランド戦略という考え方が入ってきました。強いブランドは値下げしないでも売れるから利益率が高い!ならばそれを目指そうと各社いきなりブランド戦略を始めました。(韓国や中国の経済成長に背中を押されてプレミアムな価値を求めざる負えなかった一面もあるのでしょう)

 

初期はアイデンティティーの確立が優先事項です。

「○○社らしい商品開発」とか「商品イメージを揃える」とか「ブランドアイデンティティーの定義付け」などの作業を急ピッチで進めて来ました。一目みればあのブランドだ!とわかるものを目指したのです。いわゆるデザイン戦略です。

 

しかし、現在日本企業のほとんどはブランド戦略(デザイン戦略)が上手くいっていません。。。

 

「なんとなく〇〇社らしいよね」という統一感があるラインナップを揃えたはいいものの「あれ?思ったより売れないぞ?」と気づいたんです。

 

ストーリーテリングの時代

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今はココです。高性能・高品質でおまけに見た目が良いものが世の中に出回ってしまいました。

 

ぶっちゃけどの商品でもいいよ!というのがカスタマーの本音でしょうね。

すると今度は頭の良いカスタマーが「企業ブランドの本質」を見るようになったのです。上辺だけの統一された〇〇社らしさというメッキが彼らによって剥がされてしまいます。しかもそれがSNSで拡散され全世界に拡散されてしまう時代です。(怖い時代ですね^^;)

 

今までは商品をまず先に造って。

広告代理店にカスタマーに刺さるストーリーをでっち上げて貰えば売れました。しかし今ではもう無理。。。

 

開発初期から広報活動まで一貫したストーリーが必要になったのです。

 

デザイナーがブランドを語れ、なおかつその物語がカスタマーの共感を得られるか?

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ここが今の時代の商品開発の原点です。

決して嘘のストーリーを創ってはいけません。そのブランドの歴史、社風、これからのビジョンをうまく編集して心地よい物語を造るのです。

大変な作業です。。。カタチだけでなくプロセスや組織の在り方をデザインする必要もあるでしょう。

 

以前にもましてデザイナーの役割が拡大していっています。

カタチから世界のすべてへ繋がっていく感じ。

デザイナーにとっていい時代です◎

本当に大切なお仕事なのでデザイナーの地位や賃金も上がるはず!寧ろここが上がらなかったら日本の生産業お終いですね♪(本当に冗談抜きに^^;)

 

でわでわ、あなたも良いデザイナー人生を^^!

 

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