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デザイン業界の歩き方

若手デザイナーの為のライフハックメディア!デザイン業界で楽しく働くヒントをお届けします^^

【斬新なデザイン】が求められなくなった理由と【ダサいデザイン】

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「斬新なデザインがしたい!」

「今まで誰も考えなかった革新的なデザインに憧れる」

「人と違うエッジーなデザインをしてやる!」

デザイナーであれば誰しもそんな事を一度は考えた事があるはず。 

 

でも、なんだか最近『斬新なデザイン』って余り求められていない気がする。。。

「差別化だ!イノベーションだ!」と叫んでいる斬新なデザインほど売れなくて苦しんでいる様に見えるのは気のせいでしょうか^^;?

 

寧ろ「斬新なデザインってダサくない?」という感覚もありますよね(汗

でも、それって何故なんだろう?

 

この問いを考えた時に、頭に浮かんだ答えはコレ。

「斬新なデザインをする」という発想自体が古くてダサい。

です。。。

 

世の中は、その時代毎に注目されるものがドンドン変移しています。

30年代前と今では人々の価値観が全く違うので、全く異なるものが注目されているのです。

 

結論から言うと、『斬新なデザイン』が注目されていたピークは1990年代だったのでしょう。今から20年以上前ですね。。。

 

1990年代:『斬新なデザイン』が注目された時代

2000年代:『洗練されたブランド』が注目された時代

2010年代:『個性的なSNSアカウント』が注目される時代

 

クリエイティブを刺激する新しい概念や、「クールだ!」「魅力的だわ!」と多くの人が感じるものは10年位のスパンで大きく変わるものです。直近の30年をざっくりラベル貼りをすると上記の様になるでしょう。

 

ちょっと簡単に1つずつ見ていきましょう。

 

1990年代:『斬新なデザイン』が注目された時代 

クリエイターが最も自由に創作していた時代ですね。

デザイナーとしては本当に羨ましい時代です。 

 

カリスマデザイナーやカリスマクリエイターも多く生まれましたね。

 

この頃はまだ、世の中にモノや情報が溢れかえっていませんでした。

 

ファッション、音楽、プロダクト、広告、グラフィック、メディア。

色々な業界で「斬新な商品」を次々に生み出しました。人々の『物欲』も今よりズーッと高かったので、「新しいモノ」や「新しいアイディア」の価値が非常に高かったのです。

 

この頃は『1つの商品』『1つのデザイン』毎に価値をみいだしていた時代でした。

 

2000年代:『洗練されたブランド』が注目された時代

 2000年代になると『ブランド戦略』という概念が先進国で一気に広がります。

 

この頃はすでに「斬新なデザイン」や「お洒落なアイテム」など、商品単位で見ればかなりの数のモノが次々に生産されています。余りに多いので、徐々に情報過多になりつつありました。

 

なので、今度はその『商品群をどう編集するか?キュレーションするか?』に価値が移行します。

 

『セレクトショップ』や『ライフスタイル雑誌』『企業のブランドデザイン戦略』全盛期。

 

様々な商品をどう組み合わせて見せれば「うんっ!この世界観良いね♪」と言ってもらえるのか?そこでは「斬新なデザイン」はあくまで世界観を作る際の1つのアイテムです。

 

この頃は『世界観』『ストーリー』『体験』などに大きな価値を見出していた時代です。(注:今もまだ継続しています)

 

2010年代:『個性的なSNSアカウント』が注目される時代

 2010年代になると『SNS文化』が発達して、個人の力が徐々に高まっています。

相対的に企業やマスメディアが発信する『価値観』は徐々に弱まっているのではないでしょうか?

 

多くの若者は自分と同じ世界観を持った、個性的な『カリスマ(素人)SNSアカウント』の発言や行動、身につけているアイテムに興味、意識を向けています。

 

様々な「コミュニティーが形成されている」と言っても良いでしょう。

売れるデザインのメインストリームが無い時代だ。とも言われていますよね?

 

『モノ』⇨『ブランド』⇨『人』

人々の関心は次々に進化しています。

 

企業やデザイナーも『カリスマSNSアカウント』を中心としたコミュニティーに、如何にリーチしていくか?というのが今後の1つ大きなテーマになりそうです。

 

この方法論はまだ生み出されていないので、デザイナーは各人、「どうすれば良いのか?」考えてみては如何でしょうか?

 

まとめ:「斬新なデザインをしてやる!」とアドレナリンが湧き出した時にはフーッと一息つきましょう

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『斬新なデザイン』自体はまだまだ一部の市場では求められています。

古くて、賞味期限が切れてしまった概念ではないでしょう。

 

でもね。

きっと今は『斬新なデザイン』がゴールそのものになる時代では無いんです^^;

 

突拍子も無く「斬新なデザインをしてやる!」と興奮し初めてしまったら、一旦冷静になった方がいいですね。

 

使い方や出す場所を選ばないと『斬新なデザイン』は『ダサいデザイン』になってしまいます(汗

 

あるゴールに向かう為のツールとして『斬新なデザイン』を目指すのはアリですよ。必然性があれば、きっと上手く機能するでしょう^^♪

 

 

でわでわ、今日はこの辺で。

良いデザイナーライフを〜〜〜(^▽^)/