デザイン業界の歩き方

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デザイナー【独立】を諦めた7つの理由。。。。。

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「デザイナーとして独立したい!」

デザイナーなら誰しも一度は考えるのではないでしょうか?

 

最近は、多様な働き方やライフスタイルが確立されてきたので、独立やフリーランスになる事を薦めるネット記事や、SNS上のコメントも多いですよね?

 

なので「独立する事がデザイナーの最終ゴールだ!デザイナーとして成功したいなら独立は必須!」と考える20代、30代前半のデザイナーさんは非常に多いです。

 

「会社でデザイン業務をしていてもお給料が中々上がらない。。。」

「会社では自分のやりたい仕事が出来ない。。。」

「拘束時間が長くて自由な時間が取れない。。。」

サラリーマンデザイナーをしていると、こんな不満を感じる事も少なくないでしょう。

 

デザイナーの最終目標は【独立】!?いやいや、そんな事は無い! 

 今日は「デザイナーなら独立を目指すべきか?」について考えようと思います。

 

あくまで筆者の個人的な意見ですが、デザイン業界で働き始めてて13年、小さいデザインスタジオから大きな企業のインハウスデザイナー、フリーランスデザイナー、そして海外経験を経ながら、様々なデザイナーさんを見てきた経験知としての結論です。

 

結論から言えば、筆者は【独立】を諦めました。

そして今は【兼業デザイナー】が最強だと思っています。

収入の安定性、年収アップ、やりがい、スキルアップ、キャリアアップなど、クリエイターに必要な要素を求めるのなら、独立意外にもデザイナーが取るべき選択肢は沢山あると分かりました。

 

独立にはやはりリスクが伴いますし、そもそも産まれながらの性格的に【独立が向かないデザイナー】さんも少なく無いだろうとも思っています。

 

新卒で入社した会社で定年までデザイナーで働くのが一番という人もいるでしょうし、転職を繰り返していつも新鮮な環境でデザインするのが向いているという人もいるはずです。

 

「独立したいけど会社を辞めるのは不安だなぁ。。。」

「独立意外にも自分に合った働き方があるのではないか?」

そんな独立に憧れを持ちつつも、独立に伴うリスクに不安を感じている方にとって、この記事が参考になればと思います。

 

「僕がデザイナーとして独立を諦めた7つの理由」を下にまとめます。

そして、デザイナーには独立意外にも様々な成功のかたち、理想の働き方があると感じて頂ければ嬉しいです。

 

 ①案外、デザイナーにとって働きやすい職場は多いと気づいた

 まず、初めに伝えたい事はデザイナーの労働環境。

正直に言って、ピンキリです。

キツイところは本当にキツイ職場ですよね?

労働時間、年収、待遇などなど、会社によって様々です。

 

特に小さいデザイン事務所などでは、過労に伴う体調不良でデザイナーを辞めなくてはいけなくなってしまうといったケースも多々みてきました。。。

 

そして独立を考えているデザイナーさんの多くが「今の自分の環境は恵まれていない。。。」と感じていますし、残念ながら実際にその通りの事が殆どです。。。

 

しかし、全ての職場がそうとは限りません。

残業も少なく、十分なお給料を貰える会社も多く存在します。

 

「今の自分の環境はデザイナーとして恵まれていない。。。やはり、独立しかないのか???」と考えている様でしたら、一度立ち止まってゆっくり周りを見てみましょう。

 

独立ではなく転職によってでも【理想の働き方】が手に入れられるかもしれません。

 

案外デザイナーにとって働きやすい職場は多いと分かってからは、独立に対する憧れは薄れていきました。

 

インハウスデザイナーは比較的労働環境が良さそうです◎

既にあなたもご存知かと思いますが、労働時間に対していえばインハウスデザイナー(自社サービスや自社製品のデザインをするお仕事)の方が、デザイン業務受注方の会社よりも時間的に比較的余裕がある環境が多いです。

 

外部からデザイン業務を受注すると、どうしてもクライアントの都合で修正作業などが急に増えてしまうのは避けられないみたいです。。。

 

②独立しなくても【好きな仕事】は出来る

「今の会社では自分のやりたい仕事が出来ない。。。」

「自分の目指すデザインと会社から求められるデザインにギャップを感じる」

そう不満に感じているデザイナーさんも非常に多いと思います。

むしろ、会社の仕事に100%満足しているデザイナーは極々少数でしょう。デザイナーという職業を選ぶ人は、そもそも好奇心旺盛で現状に満足出来ない性質があるのではないでしょうか?

 

「自分のやりたい事をする為に独立すべきだろうか?」

そう考えてしまうのもよく分かります。

 

しかし、独立だけが答えではありません。

 

今の時代、時間と体力的に余裕があるのなら本業以外でも、趣味として自分の好きな仕事が出来ます。そこから収入を得る事も難しくありません。

 

「好きな事だけをして生計を立てる」

これは例え、独立したとして相当難しい事だと思います。

 

「生計を立てる為の仕事もしつつ、好きな事も仕事にする」

(趣味の活動から数万円〜数十万円の利益を出す)

これなら比較的簡単に現実可能だし、満足度も高く、安定した生活になるでしょう。

 

「やりたい仕事はいつでも自分で始められる」

そう分かったら、独立しなくても良いかもしれないと感じる様になりました。

 

時間と体力が余っているなら個人創作活動をしよう◎

▪️クラウドファンディング

▪️クラウドソーシング

▪️フリーランス業務マッチングサイト

▪️個人作品のECサイト

▪️個人Webサイト運営

▪️SNSでの営業

などなど。

やる気さえあれば個人で仕事をするのは本当に簡単です。

 

平日帰宅後の時間や週末にまとまった時間があるならば、個人の創作活動を仕事に繋げる勉強をすると良いでしょう。

 

逆に個人として創作活動に取り組めない様な状況ならば、働く環境を見直した方が良いかもしれませんね。

 

参考記事:

carbon-design.hatenablog.com

  

③デザイナーが独立する1番のデメリッット、会社で働く1番のメリット

念願叶ってデザイナーとして独立!

しかし独立当初は順調でも、次第に行き詰まってしまうケースも少なくありません。

これは何故でしょうか?

 

ここにデザイナーが独立する1番のデメリッットと会社で働く1番のメリットが隠れていました。

 

「人間は1人では生きていけない」と言いますが、「デザイナーは1人ではデザインできない」とも言います。

 

2〜3年の短期間なら1人っきりで部屋にこもって、働いていても問題ないかも知れませんが、長期間となると孤独な環境はクリエイティビティーを奪ってしまう様です。最新のトレンドや自分の守備範囲外の情報が入手できなくなってしまいます。

 

無茶振りしてくれる先輩や上司、隣で作業している同僚、面倒をみなくてはいけない後輩、近くにいると時には煩わしく感じてしまう事もあるかも知れませんが、デザイナーにとって、実はかなり重要な存在です。

 

周りの人の影響で、知らず知らずのうちにデザイナーのクリエイティビティーは引き上げられています。

 

会社に所属するという事は、自動的にこの大きなメリットを得られるという事でもあります。これは想像以上に大きなメリットです。

 

独立したとしても「デザイナー仲間」と日常的に情報交換やコミュニケーションを取れる環境をつくらなければいけないでしょう。

 

独立して1人っきり、もしくは少人数で働いていると、どうしても「今、自分たちの出来る事&得意な事」だけをやってしまいがち。その方が利益も出やすいので尚更です。

 

しかし、その様な事も続けていると次第にクリエイティビティーは枯渇していき、売り上げもどんどん減っていってしまう。。。これは結構ありがちなパターン。。。そして、デザイナー独立の1番のデメリットです。

 

「デザイナーが独立する1番のデメリッット、会社で働く1番のメリット」を認識してから、「尊敬できる仲間がいる職場は大切にするべきだ」と感じるようになったと同時に、独立に対する気持ちが薄らぎました。

 

④友達が少ない自分には独立は向かないかも。。。

「会社での人間関係が辛いから、いっそのこと独立したい。。。」

そう考えるデザイナーさんもいると思います。その気持ち、よ〜く分かります。。。

 

筆者自身も外交的な性格ではないので、その様に考える時期がありました。

ですが個人的な結論では、「友達が少ない人は独立には向かない」と思います。

 

独立して上手くいっている人は、デザイン能力の高低よりも「人たらし」の素質がある人たちがもの凄く多いです。なので友人の少ない筆者は、残念ながら独立を諦めました。。。「人間関係に多くのエネルギーを使うのは嫌だなぁ。。。」と思っているので、その点では確実に独立は向いてないと判断しました。

 

 

人間関係で不満を感じているなら、その答えは独立ではなく、「転職」もしくは「自分の認知変革」なのだと思います。

 

人間関係につかうエネルギー量を比べたら、会社勤めのデザイナーよりも独立、フリーで働いているデザイナーさんの方が遥かにエネルギーを多く使っているのは間違いないでしょう。

  

⑤クリエイション以外の作業が苦痛。。。まだまだデザインを勉強したい

ご存知の通り、独立後はデザイン作業にかけられる時間は会社でデザインをしている時よりも確実に減るでしょう。

 

経費の管理、確定申告、営業活動、業務受注のやりとり、契約の取り決め、オフィスのシステム管理、従業員の雇用関係、などなど。会社にいる時はサポートの方々がやってくれていた事も自分でやらなくてはいけません。

 

「クリエイション以外のことは苦手。。。」

「ペーパーワークや契約ごととか好きじゃない。。。」

「今はまだデザインに集中したい」

そう感じている状況であれば独立にはまだちょっと早い気がします。

 

⑥今、デザイナーの転職は簡単【デザイナー売り手市場】だから独立を焦らなくても良さそう

現状、デザイン業界は40歳以下であれば比較的簡単に転職ができる状況です。

若いうちは色々な会社で経験を積んだり、様々な業界を知るチャンスに恵まれています。

 

逆に40代以降では転職によって、働き方を変える事が難しくなるので、会社の働き方に不満を感じたら「独立する」選択肢が濃厚になるでしょう。

 

つまり、40歳の時点で「独立できる能力」が備わっていれば、定年(60歳〜65歳)まで自分の働く環境をある程度コントロール出来るという事です。

 

20代、30代で焦って独立せずとも、様々な会社でじっくり修行を積んで自分が活躍できるフィールドを広げるのはかなり有力な選択だと思うのです。

 

マネジメント業務やマーケティング、ブランディングなど経験出来る会社で働けるのであれば、その経験を十分積んだ後に独立すれば単価の高いコンサルティング業務なども受注出来るようになるはずです。

  

⑦最終結論。やっぱり【兼業デザイナー】が最強!?

①案外、デザイナーにとって働きやすい職場は多いと気づいた

②独立しなくても【好きな仕事】は出来る

③デザイナーが独立する1番のデメリッット、会社で働く1番のメリット

④友達が少ない自分には独立は向かないかも。。。

⑤クリエイション以外の作業が苦痛。。。まだまだデザインを勉強したい

⑥今、デザイナーの転職は簡単【デザイナー売り手市場】だから独立を焦らなくても良さそう

 

上記の6項目を考えると、独立せずとも自分が満足できる働き方は無数に存在すると分かります。

 

スキルを磨いて待遇が良い、自分に合う会社に転職する。

若いうちは転職を繰り返し、様々な会社で色々な経験をしながらスキルアップする。

今いる会社をもっと好きになれる様に考え方を変える。

独立を目指すが、焦らずタイミングが来るのを虎視眈々と待つ。

ライスワーク(生活費を稼ぐ仕事)とライフアズワーク(生涯の仕事)の二足のわらじを履く。

将来好きな事で独立出来るように、平日は業務負荷が軽い仕事を選び、週末や帰宅後の自主活動に力を入れる。

などなど。

 

個人的に20代、30代であれば「収入の安定」「スキルアップのチャンス」「やりがい」「自分の将来の選択肢を増やす」というデザイナーにとって大切な観点からみれば【兼業デザイナー】が最強だという結論です。

 

もちろん、異論反論も認めます。

 

あなたは自分の理想の働き方についてどう考え、そして行動しますか?

デザイナーたるもの自分の働き方もしっかりデザインしていきたいですね。

 

でわでわ、今日はこの辺で。

良いデザイナー人生を〜〜〜^^